今日はまた少し個人的なことを書かせていただきます。

 

小学校低学年の頃、うんていが苦手でした。

学校にあるうんていの端から端まで行けませんでした。

 

ある日おじいちゃんに話すと「じゃあ、今から公園に行って100回失敗しよう」と無理やり連れて行かれました。

学校のうんていよりも高い公園のうんてい。

3本目の棒で手を離して落ちろと言われました。

言われたまま3本目の棒で手を離す。

落ちるのが怖くて仕方ありませんでした。

手にマメができて、膝を擦りむき、手のマメが潰れて、涙で顔がぐちゃぐちゃになって、暗くなっても

おじいちゃんは何も言わず落ちた回数を数え続けました。

落ちるのが怖くなくなり、100回目。

やっと帰れると思っていたら、「行けるところまで行ってみなさい。」とおじいちゃんが言った。

マメが潰れて痛いのを我慢しながら1本1本渡っていき、あと1本のところで「落ちろ」と言われて落ちました。

本当に100回失敗した。

「どうして最後までいけそうだったのに、落させたの?!」と泣きながら、おじいちゃんを責めました。

おじいちゃんはしゃがんで私と同じ目線になり

「100回失敗すればもう怖いものなんてない。成功するのは明日、学校でしなさい。」

それでも悔しくて、なんで?なんで?と責め続けると

「きっと大きくなったらわかることだよ。今日のことは忘れちゃいかんよ」と言って膝に着いた砂を払ってくれました。

 

次の日、学校で成功して先生に褒められました。

不思議と全然嬉しくありませんでした。そのときは何故喜べないのか分からずモヤモヤしました。

おじいちゃんの予言通り大きくなってから分かった気がします。

1度の成功も嬉しいけれど、100回失敗した後の達成感には優らなかったんだと。

 

「失敗は成功の元」なんていうけれど、初めから成功することを期待される。

失敗は許されない。

しかし、あの時初めて「失敗しろ」と言われたことで、失敗することが悪いことだとは思わなくなったし、

きっと一生分の失敗をしたと思う。(多分まだまだ足りてないとは思いますが;)

 

100回の失敗の上に成り立つ1度の成功。

失敗するたびに、成功するたびに思い出すおじいちゃんの「100回失敗しろ」

最近忘れかけていたので、何となく皆さんとシェアしたくなって書いてみました。

 

何もかも初めから成功するのは、ある意味考えものなのかも知れません。

 

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