「醜い女はいない。ただ、どうすれば可愛く見えるかを知らない女はいる。」
ラ・ブリュイエル

 

 

つい数年前まで私服はズボンにシャツばかりでした。スカートなんてほとんどありませんでした。

自分が嫌いでした。

ブスだし、太ってるし、八重歯だし、髪も硬くて言うこと聞かないし・・・。

写真に写ることが何よりも嫌でした。

カメラを始めたきっかけも写真に対する興味と

撮る方に回れば自然と写らなくても済むんじゃないかという思いつきからでした。

(今でもできれば写るのは避けたいですけどね(笑))

だからメイクも下手です。アイラインを引くとタレ目になってより一層情けない顔になるので、マナー程度にしかしていません。

 

ずっと女性としての自信が無く「かわいくなる」ということも諦めていました。

 

ある時、伸ばしっぱなしだった髪を切りに行った時のこと。

担当に付いて下さったベテラン美容師さんが

「今日はお仕事お休みなの?だからすっぴんなの?」と話しかけてきてくてました。

確かにその日はお休みでしたが、元からほぼすっぴんです・・・と話すと

 

「女はね、気の持ちようでどれだけでも美しくなれる生き物なの」と体験談を話始めました。

 

彼女も若い頃、自信が持てず私服はシャツにズボン、髪は1つに束ねてほぼすっぴんで

目立たないようにひっそりと事務仕事をしていたそうです。

そこで、後にご主人となる男性と出会い誰にもバレないように片思いをしていたところ

ご主人の方から告白をされ「この人には釣り合わない」と思いお断りをしてしまったそうです。

仲の良かった友人に話すと「なんて勿体無い事したの!!」と一晩中お説教をされたと話してくれました。

「それからどうやってご主人とご結婚されたんですか?」と聞くと。

翌朝、友人の方のご両親が営む美容室へ連れて行かれ、当時流行していた髪型にされ、

その日1日中買い物に連れ回され、大変身して女性としての自信をつけてから

ご主人へ告白をしに行きめでたくゴールインしたそうです。

 

美容師さんになったのは寿退社をした後で、

ご主人との出会いは人生の全てが変わるきっかけになったと笑って話してくださいました。

 

「気の持ちようで大変身できて、幸せになれるお手伝いがしたくなったの」と

目を輝かせながら話す彼女はとても綺麗でした。

 

単純かもしれませんがサクセスストーリーを聞いてから、少しずつでも女性としての自信を持とうと感じ、

スカートを履く機会を増やし、サボりがちですが髪型をアレンジするようにしたり・・・

きっと数年前、彼女に出逢う前よりかは多少自信が付いたと思います。

 

数ヵ月後、前髪が伸びてきた頃彼女に会いに行きましたが、残念ながら親御さんの介護のため辞めてしまった後でした。

 

今でも鏡の前で髪を整えるときに彼女の言葉を思い出します。

可愛いは作れるんです。そして、どれだけでも美しくなれる。

そう思うだけでちょっと自信が湧いてくる。

 

彼から「ここ数年でキレイになったね」と言われウキウキ話したら「いい話だね」と言われたので書いてみました。

きっと良い恋をするのも綺麗になる秘訣なのかも知れません。

 

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