アメブロの方に書いたら褒めて頂いたのでちょっと調子に乗ってこちらにも書いてみます。

 

許すor許せない。

 

人それぞれ境界線の様なものがあって、境界線を超えると「許せない」と感じ怒ったり、悲しんだりします。

 

例え人から「そんなことで」と言われても、その人にとっては大きなことだったり、

逆に「そんな大変な事!!」と驚かれることでも、その人にとっては小さなことだったり。

本当に人それぞれの感覚によって左右されます。

 

全てを許し、受け入れなさい。なんて大それたことは決していいません。

「物」や「人」「事」痛いして抱く特別な想いを否定してしまうことになりますから。

大切なら大切が良いのです。

 

ただ、「許し」の境界線を少しだけ変えることは考え方次第でできることです。

実は先日パートナーから、考えるチャンスを貰いました。

少しだけ書かせて下さい。

 

彼とはお互い10代の頃から一緒に居ます。

楽しいことも嬉しいことも、苦しいことも悲しいことも。ここ数年一緒でした。

1つ目のペアリングを買ったのは10代の頃でした。

パートナーの証であり、私にとって人生初のペアリングでした。

嬉しくて嬉しくて毎日付けて、付き合って2年目に入るころに彼がペアリングを失くしてしまいました。

「バイト先で失くしたから見つかるまで探す」といって何日も何日も探し続けてくれました。

結局見つからず、新しいペアリングに買い換えることにしました。

 

「このリングの次は特別なものにするね」と言って今のペアリングを贈ってくれました。

まだ20代になった頃でした。

やはり私は嬉しくて嬉しくて今でも彼の言葉とリングを大切に付けています。

そんなある日の先日。

 

1週間ぶりに会った彼の開口一番。

「リングを失くしてしまったみたい・・・」といって謝りました。

2度目だということと、今のリングを贈ってくれた時の言葉は・・・と怒りと悲しみで、

その日の予定を全てキャンセルして帰りたくなりました。

必死で謝る彼と、会話をしたくない私の間に重い沈黙が流れ、取り付く島を失くした彼はしょんぼり。。。

そんな彼を見ていたら思わず吹き出してしまいました。

 

 

彼が滑稽だったわけではなく、私自身が滑稽だったのです。

特別なリングだったけど、リングがあったから繋がっていたのではなく、

お互いに想いあっているから繋がっていて…きっとこれは試されているんだな・・・と感じました。

そして全ての答えは隣に絶句してしょんぼりしている彼が居ること。

きっと彼の開口一番から試されていたんだと思います。

 

怒りと悲しみでそのまま帰ってしまっていたらきっと彼は更に落ち込んで1人空しく帰宅をしただろうし、

下手をすれば別々の道を歩み始めるきっかけにもなったかも知れません。

帰らず、必死で謝る彼の言葉を隣で静かに聞いていたからこそ、

大切な事に気づけたのだと感じました。、

 

そして、片方だけになったリングがまたひとつ増えたことで希望が増えました。

いつかお母さんになって子供が年頃になったとき、2つのリングを見せて

「それでも最後は笑って愛しいと想える人と恋をしなさい」ってこのエピソードを話したいなと思います。

 

考え方を変えてしまえば別れるきっかけにも、大切に想うきっかけにもなります。

感情がマイナスに向かうきっかけは、きっとあなたが試されている時。

許すor許さない ではなく。

 

考えるチャンスを貰ったのだと気づくことができれば、違う選択が産まれてくると思います。

そんな大切なチャンスと未来への希望を彼がくれたという幸せなお話でした♡

 

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投稿者プロフィール

横地 里奈くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
名古屋市南部を中心にルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングを承っております。
言葉になるまでの心の声にも耳を傾けています。

趣味は読書と写真と秘密基地探索。

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