「形や大きさが不揃いなだけで、贈答品用に育てられてるから味は良いよ」
そう言って袋いっぱいに林檎を貰いました.
恩師が知り合いの林檎園の方から貰ったそうです.
早速1つ食べてみましたが、言われたようにとても美味しかったです.
少し個性的に育っただけで化粧箱に入れなかった子たち.
人はそれを「不良品」「落ちこぼれ」「できそこない」だというけれど、
それでもこうして誰かを幸せな気持ちにできる.
聞けば他の林檎たちはジュースやパイやジャムになっていくそうです.
全てが同じステージで脚光を浴びる必要はないと思うんです.
それぞれ違うステージで脚光を浴びればいいんです.
だって、誰にだって同じだけの権利があるのですから.
影を踏みながら生きる必要はないのです.