
「心を遣うとより心が豊かになる」
確か河合隼雄先生の本に出てきたフレーズだったと思うのですが
正しくそうだと日々感じています。
心を遣うと疲れてしまうような感じがしますが
もしかすると実は心ではなく気を遣っているのかも知れません。
では、気と心の違いは何だと思いますか。
思うに、気は頭で考えて絞り出して遣うもので
心は考えるより先に勝手に滲み出てくるようなものだと私は考えています。
勝手に滲み出てくるのであれば無理に何かを絞り出す必要はないので
差し出したい時にお渡しすればいいだけだと思います。
そして一度滲み出し始めたら次々と湧き出てくるようになっていき
自分や周りの方々の心が潤い始めるから豊かになっていく。
もし相手から「ありがとう」と言われているのに
心が疲れている時は立ち止まって考えてみてください。
「しなくてはならない」と思ってした行動ではなかったか・・・
少しでも「あの人が喜んでくれたらいいな」と思っていたか・・・
ほんの少しだけでも考え方が変われば
日々の心の疲れ方や遣い方が変わってくると思います。
いつからでも遅くはないですし
ゆっくりでもいいから、今の心の状態に目を向けることから始めていきませんか。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
-
名古屋市南部を中心に、ルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングをしています。
言葉にする前の心の声にもそっと寄り添い、少しでもほっとできる時間を届けたいと思っています。
趣味は読書、写真、カフェ巡り。
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