これから月に2記事程、「カウンセラーに聞いてみました」というテーマで色々と紹介していくことになりました。
カテゴリーとして追加していくので、シリーズもの?としてお読みいただければと思います。
くれたけの他のカウンセラーさんも様々なテーマに添って紹介記事を自由に書いていくのでそちらも必読です!
第一回目のテーマは「あなたの人生を変えた1冊」です。
私の人生を変えた1冊・・・。
幼い頃に読んでもらった絵本や物語、自分で読んだ本、心理関係の本・・・
今まで読んできた本を思い出せる限り考えましたが、これといってぱっと思いつく書籍はありませんでした。
しかし、パンフレットならあります。
そのパンフレットに出会ったのは、確か・・・中学三年生の頃だったと思います。
季節は覚えていませんが、担任の先生が持ってきてくれた1冊・・・後に母校となる高校のパンフレットでした。
今まで何度も書いてきましたが、中学の頃の私は内気で成績も悪く、
いじめられっ子で不登校気味で遅刻早退は当たり前で出席日数もギリギリの問題児でした。
そんな問題児が行ける高校なんて本当に限られていて、この先の人生真っ暗だと希望を失いつつありました。
3年の三者面談でぱっと机に出された名前も知らない市外校のパンフレット。
市外に出ることなんて想像もしていなかった私に付属大学紹介ページで「心理学部」という文字が光輝いて見えました。
中学の頃から口を開けば2言目に「心理カウンセラーになりたい」と言っていたので、
担任の先生も考えた末に勧めてくれた高校でした。
光り輝くパンフレットを一刻も早く手に取って読みたい!と目を輝かせた私に先生はこう言いました。
「ここはあくまで1つの提案でしかないし、今のままの調子でいくと成績も出席日数も足りないし、
何よりこの高校への進学は前例がない。しかも仮に入れたとしても知らない土地に1人で通う事になるけど・・・どうする?」と。
考えるまでもなくYES!でした。
1人ぼっちというのも逆に新しいスタートを切るのに好都合でしたし、何より付属大学に心理学部がある・・・
ここへ行かずして、何処へ行くの?
成績も出席日数も上げればいいんでしょ?と勢いづきその場で志望校が決まりました。
あとは必死で勉強して毎日学校へ通ったのは言うまでもありません。
そして・・・もう1冊。
3年後の春、今度は顧問の先生に母校になる大学のパンフレットを渡され、
1も2もなくその場で志望校を決め、またしても進学前例のない山の上の大学に通う事になるのでした。
このテーマ本当はもっとなにか違う、皆さんが手に取れる書籍を紹介したほうがいいのかもしれません。
しかし、どちらも恩師が示してくれた人生の筋道で、
あの2冊がなかったら・・・どちらか一方が欠けていたら・・・今ここに存在していません。
きっと出逢う人も、考えたことも、感じたことも、全く違っていたと思います。
なので、高校のパンフレットも大学のパンフレットも私の人生にとって欠かせない大切な本です。
学校が人生の全てではありません。
学歴は人の優劣を付ける基準でもありません。
1つのチャンスやステップであると思います。
まだ20年そこそこしか生きていないのでこれからもっともっと本を読んで、年を重ねていったら
この2冊以上に人生を変えてくれる本に出逢う可能性は十分にあります。
ただ、今現在、26歳の私、という視点で考えるとやはりこの2冊に勝る本はありません。
ある意味今の年齢だからこそチョイスできる2冊だと思い紹介しました。
いつか、この2冊に勝る本に出会えたらその時に紹介したいと思います。
最後に、学生の皆さん。
学校は1つのチャンスやステップだと書きましたがもう少し付け加えさせてください。
後の皆さんにとって今、通われている学校のパンフレットが宝物ではなくても、
かけがえのない1冊になるように思い切り楽しんで、学べることをたくさん学んでください。
そこで学び、過ごし、感じ、出逢う人々は少しでも違っていたら全く知らなかったのですから。
今を大切にしてください。
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