録画しておいた「死神くん」観ました。
一時「死」について考え始め眠れなくなったことがあります。
大切な人を亡くし悲しみのどん底を体験した数年後の事でした。
恐怖というか、どうやって自分の人生を終えようかと。
まだ短い人生ですが、今まで関わってきた人。
家族や友人に自分が居なくなった後、辛さや悲しみをいかに感じさせないで済むのか…
また、できるだけ思い残すことのない人生をどうすれば過ごせるのか・・・を考えました。
どれだけ考えても未だに「今できることを精一杯する」ということ以外思いつきません。
ドラマのように「あと何日で最期の時が来るのか」を教えてもらえれば
部屋の物を片付け、お世話になった人に感謝の手紙を書き、
身なりを整え最高の状態で写真を撮って貰い、もろもろの手続き・準備ができるだろうなと思います。
そうすればきっと自分なりにすっきりするのかな?と現実的過ぎる気がしますが、
とりあえずは家族に迷惑を掛けないで済むと思います。
しかし実際はなんの前触れもなく時は訪れるので毎日笑って過ごして思い出して貰う時には
「思えばいつも笑ってたな」と感じてもらえればそれでいいのです(*^^)v
切ない気がしますが、大切な人を亡くした時に思い出す顔や情景はいつも笑顔に満ちて居た方が
遺された人の気持ちは少しづつ回復へ向かうと思います。
話は少しずれますが、本当の意味での人の死は何だと思いますか?
お墓に入ってしまった時?
いいえ。考えるに「誰も思い出さなくなった時」です。
形として存在しなくなってしまっても、誰かがどこかで思い出して居たら…
思い出してる方の心の中でその人は生き続けているんです。
思い出すのも辛く悲しく忘れてしまいたい時期も中にはあるでしょうが、
その人と過ごしたかけがえのない時間を忘れないで生きていくことが、
先に旅立った人と遺された人とを繋ぐ何かだと考えています。
何かとは何か?人によって違います。
絆やかけ橋、支えであったり。
はたまた戒めや教訓・・・人との関わり・関係によって表現する言葉が異なると思います。
時に自らの命を絶ってしまいたいと言う方がいらっしゃいますが、
果たしてそこで絶ってしまったらあなたはいつまで誰の心の中で生き続けるのでしょう?
どんな風に残り続けるのでしょうか?
本当の意味で死を迎えた瞬間、自ら命を絶ったことに満足や誇りを持てるのでしょうか?
その方法で本当に人生を駆け抜けた!と想うことができるのでしょうか?
ドラマのセリフにもありましたが、生まれたからにはいつか必ず時はやってきます。
どのように生きて、どのように人の心に残るのかは自分次第です。
たった1度きりしかない人生、悩んで過ごすより楽しく笑って生きた方がいい。
楽しく笑って生きるサポートができる仕事に就けて良かった・・・と随分話は飛躍しましたが、
いろいろ考えさせられるドラマでした。
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