先日あったできごとを1つ。

 

夕方、予定を済ませて外に出るとバケツをひっくり返したような土砂降りでした。

予報では1日晴れだったのに・・・と思いつつ電車移動。

最寄りの駅についても止むことなく、むしろ強まる一方でした。

仕方がないので駅前で雨宿り。予報外れの大雨に人でぎゅうぎゅうでした。

 

待っていても一向に弱まる気配がなく、途方に暮れ始めていると

近くのコンビニから年配の女性店員さんが出て来て口を開きました。

 

「雨宿りにうちの店使って下さい。傘多めに出しておきました。

あ・・・何も買わなくてもいいのでお気軽にどうぞ。困った時はお互い様です」

 

雨宿りをしていた人たちが一斉にお店に流れ込み、店内は人でいっぱいになりました。

傘を買って歩き出す人、誰かに連絡を取り始める人、雑誌を読み始める人・・・。

暫くすると雲間が見え始め、雨が止み始めました。

 

ぽつりぽつりと商品を手に取りレジへ向かう人たち。

みるみるうちにレジには列ができました。

 

きっと店員さんは本当に困っている人たちの役に立ちたいと感じたのだと思います。

ただ、純粋に「困った時はお互い様」という気持ちで行動をされたのでしょう。

だからこそ人々は「ありがとう」の気持ちをもってレジに並んだのだと思います。

 

突然の大雨の中で起きたできごと。

心温まる素敵な出来事を最後にもう1つ。

 

ちょうどお店を開けてくれた店員さんの隣のレジに並んでいた時です。

斜め前で会計をしていた中学生くらいの女の子がカバンからお菓子を取り出して

「ありがとうございました」と店員さんに渡されていました。

 

こうして心のバトンは繋がっていくのだと感じたできごと。

外に出ると綺麗な空が待ってました。

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投稿者プロフィール

横地 里奈くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
名古屋市南部を中心にルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングを承っております。
言葉になるまでの心の声にも耳を傾けています。

趣味は読書と写真と秘密基地探索。

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