通い慣れた駅で降りる。
何を勘違いしたのかいつもとは逆の方向へ歩く。
違うと気付き急いで反対側へ戻り始めると、
正面から歩いて来たお婆さんがすれ違い様にポロリと何かを落としました。
「何か落としましたよ」そう声を掛け落し物へ近付くと
年季の入ったお財布が開き古い写真が覗いていました。
「ありがとう。亡くなった主人との大切な思い出なんです。」
丁寧にお辞儀をされて行きました。
偶然かも知れませんが、
何となく使命を果たしたような気がした今日この頃。
もしかすると、こういう小さな事の積み重ねの為に人は生まれてくるのかもしれません。

投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
-
名古屋市南部を中心に、ルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングをしています。
言葉にする前の心の声にもそっと寄り添い、少しでもほっとできる時間を届けたいと思っています。
趣味は読書、写真、カフェ巡り。
最新の投稿
- 2025年12月4日君との会話*焦らずみんなゆっくり大きくなっていきますように
- 2025年11月4日学 び*迷ったけれど、伝えてよかった日
- 2025年10月31日君との会話*立ち止まる勇気が、歩き続ける力になる
- 2025年10月28日感 じ た こ と*わたしが“いい人”をやめた日


