先日、名古屋市南区の子育て支援拠点ぷるぷ様にて講座を開催いたしました。

こんな感じで可愛い0~1歳さんとママさんに囲まれて和やかに自由に話してきました。

 

講座のテーマは「相手も自分も傷付けない コミュニケーションスキル アサーション」

アサーション、聞き慣れない言葉かと思います。

直訳すると「自己表現」
今回講座をしたアサーションの意味は「自他尊重の表現」です。

最近様々な場所で耳にする「多様性」や「個性」「人権」の尊重というと
スケールの大きい話だと感じますが、私たち人間は日々誰かとコミュニケーションを取って生活・成長をしています。

ただそのコミュニケーションをどう取るか?によって人間関係は大きく変わります。

攻撃的に相手を責めるのか
非主張的に遠慮や我慢して何も言わないか
話し合って歩み寄るのか…

では具体的にどう表現していけばアサーティブ(自他尊重)になるのか?などを
具体例等を含め日常で使えそうな話をさせて頂きました。

 

自他尊重…ってまずは自己尊重から始まると私は考えていて、
子育て中ってどうしても主な保育者が自分を疎かにしてしまう傾向があるんです。

慣れないことやイレギュラーが続いて思い通りにいかなかったり
経済的にパートナーとの収入差があって肩身が狭かったり
様々な理由で自分を卑下して、我慢を重ねてしまうんです。

 

これは個人的な経験談ですが、
第一子を産んで仕事に復帰するまで私も自分を疎かにしていました。
疎かにしてると、苦しいし、情けないし、子どもは可愛いけど上手くいかないことだらけで
夫に対しても「なんで?」が募る一方なのに養ってもらってる手前何も言えなくて
幸せだけど、暗黒な時間を過ごしました。

今思うと、思い通りにいかない自分をずっと卑下したり批判してたんです。
その大事にできない自分をケアせず放置して、また同じところで躓いてまた傷つけてを繰り返していました。

自分に正直になれてなかったし、自分の味方にもなれてなかったんです。
世界で敵に回しちゃいけない最後の1人の自分が一番最初の敵になってたんです。

だから、アサーションスキルを通じて絶賛子育て中の方に知って欲しかったんです。

 

自分に正直に、ありのままの自分の心の声に耳を傾けることがアサーションの第一歩で
自分を大切にできれば同じように相手の声にも耳を傾けることができるし
話し合って歩み寄ることができますよ…と。

 

アサーションが有効に使えるのは
「自分が困っていて、相手は困っていない時」です。

「助けて」と周りに助けを求めるのは決して弱くはありません。
むしろ心が強い人が「助けて」と言えるのだと思います。

 

アサーションはすべてのが全ての人に使えるスキルです。
危険性がなくアサーションをしたいと思える相手なら誰にでも使うことはできます。

お子さんが小さくて言葉が話せなくても
周りの大人が自他尊重をした言動を日頃から取っていれば
自然と身に付き、就学した際にお友達とのトラブル回避になります。
いじめる側にもいじめられる側にも、傍観者にもなりにくいのではないでしょうか。

将来、仕事をしたときやパートナーができた時
周りの人との関係を円滑にする素にもなっていきます。

何より、アサーティブな言動をすることによって夫婦仲が良好にもなります。
なんてお話をしてきました。

興味のある方は「アサーション」で調べてみてください。
あなたの役に立つ情報が知れますように☆

 

当日は会場の子育て支援拠点ぷるぷ様の規定の感染症対策を徹底し
少人数・短時間での開催を致しました。

最後に当日足をお運び頂いた皆様、関係者の皆様、貴重な時間をありがとうございました。

投稿者プロフィール

横地 里奈くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
名古屋市南部を中心にルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングを承っております。
言葉になるまでの心の声にも耳を傾けています。

趣味は読書と写真と秘密基地探索。

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