今朝のできごとです。
町内の美容室に朝からタクシーが停まっていました。
住宅街の狭い路地にある古くからの馴染の方が多く通う美容室。
珍しいな…と通り過ぎざまに見ていると
袴姿の10代後半の男性が2人連れだって出てきました。
卒業式なのだと咄嗟に感じました。
オーナーご夫婦に肩を叩かれてタクシーに乗り込む2人。
きっとこれから晴れの舞台を踏み
次のステージへ進んでいくことでしょう
例え別々の道に進んでいったとしても
きっとこの記憶はお互いの青春の1ページとして刻まれていくのだと思います。
この春卒業を迎える皆様、おめでとうございます。
今日の私に残ったのはそのお2人もですが
美容室のオーナー夫婦の姿勢です。
狭い路地で通り抜けていく車やタクシーの発車を待った車の姿が
見えなくなるまでずっと頭を下げ続けていました。
勿論、見送ったタクシーにも頭を下げ続けていました。
きっと誰も見てはいないと思うんです。
私は見ていましたけどね…
誰も見ていないところってついつい手を抜いてしまいがちなんです。
それでも自身のお店や自身を選んでくださったお客さんや
お客さんを乗せたタクシーで不便を被った人、全員があのオーナー夫婦にとっては
大切なお客様だったんです。
お客様は神様ではないけれど
たった一度の人生で星の数ほどある同業から選ばれたご縁のあった人なんだな~と
プロの姿勢について学ばせて頂きました。
3月の旅立ちの時期に良い学びを得たので
人を相手にする全ての方へシェアしたいなと思い書きました。
皆さまにとって良いご縁が繋がっていきますように。
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