上の子がもうすぐ5年通った保育園を卒園します。

親子共に不安でいっぱいだった5年前の春。

預けて働き出すことへの罪悪感
貴重な時間を手放してしまうことへの喪失感
仕事に穴を空けてはならないというプレッシャー
携帯が震えるのではと私が震えた日もありました。
保育園の先生に両立の辛さを吐露したこともありました。

子どものお友達の保護者の方と顔見知りになり
会う度に挨拶をして時々軽く話をして
不安なのは私だけではなく
この人たちも同じように日々を過ごしている
戦友のような存在なのだと思えるようになりました。

戦友だと思えるようになって数年。
同じ小学校に進級する人
下の子が居てこれからも会う人
卒園後会えなくなる人もいて
あと何回言葉を交わすのだろうかと
子どもより先にセンチメンタルになってしまいました。

たまたま同じ年に子どもを産んだだけで
年代も育った環境も教育方針も全然違っていて
お互いの子どもの成長を見守り合える少し不思議な関係。

この先子ども2人分の不思議な関係の人たちができると思うんです。

このメンバーはあと1か月もないのだと
ただでさえ短い時間をもっと大切にしようと思いました。

春から通園予定の保護者の皆さま。
自分のことじゃないからこそ不安はふつふつと膨らんでいる頃と思います。
不安なままでいいと思います。
その不安があるからこそ戦友ができるきっかけになると思います。

下手にママ友になろうとしなくていいんです。
子どもの成長に一緒に振り回される
知り合い以上友達未満の不思議な関係で十分です。

これから始まる人も
卒業がすぐそこに見えてる人も
今を可能な限り大切に過ごしてくださいね。

投稿者プロフィール

横地 里奈くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
名古屋市南部を中心にルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングを承っております。
言葉になるまでの心の声にも耳を傾けています。

趣味は読書と写真と秘密基地探索。

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