普段は聞く側のお仕事をしていますが
家族や友人や知人相手には割と話す側になることが多いです。
聞くお仕事をしている方は案外オフのときは話す側が多いらしい…です(横地調べ)
語った後はどっと疲れます。
頭を使うからというのも理由としてありますが
感情が蘇ってくるからでもあります。
例えば、腹立たしい事があったとして自分だけでは消化しきれず
人に話すと一旦は落ち着いていた怒りがまた鮮明に蘇ってきてもう一度同じことに腹を立ててしまい
相手に共感されて初めて「そうだな」と納得することでその怒りは透明化されて解決となります。
カウンセリングで語られる話はこれまでの人生の中で
辛かったことや悲しかったこと、そして今まさに悩んでいることを
思い出しながら語ります。
何年も何十年も前に蓋をした記憶をもう一度開いて
私たちカウンセラーにより伝わりやすいように感情を言葉に変換していくのは
精神的にとても疲れます。
なのでカウンセリングの後は
「ゆっくり休んでくださいね」とお伝えするようにしています
語った直後、カウンセリングという非日常の経験に何とも言えない気分になりますが
時間の経過とともに疲れが出たり、時には気持ちがひどく沈んだりします。
この気持ちの沈みや疲れは悪い事ではなく当然の反応です。
思い出さないように目を背けてきたことと向き合った後ですから。
何を話しても、話さなくてもいい自由な場がカウンセリングです。
そもそもカウンセリングを受ける・受けないも自由です。
その自由の中から
受けよう。話そう。と選択するまでの道のりもきっと長かったと思いますし
その道のりで既に疲れてしまっていることもあります。
なので、カウンセリングを受けた後は
なるべくゆっくり休んでご自身を大切にしてくださいね。
先日、久々に色々と語ってどっと疲れたので書いてみました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
良い一日をお過ごしください。
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