会社からの2月のお題目2個目です。

いきなり2個目書いちゃいます(*゚▽゚*)

 

「あなたが「泣いた時」の話を聞かせてください」

 

まだ短い人生のなかで1番泣いたのは後にも先にもこの1回だけだと思います。

最愛の人が目の前で日に日に弱っていき命を終えたときです。

持って半年だと言われました。

実際には1年、生きてくれました。

毎日毎日いつ訪れるのか分からない瞬間に怯え、気が狂いそうになりながらも身の回りのことをして

朝、目を覚まして「おはよう」と言い合えることに感謝して過ごしました。

 

何とかしなくては!!ここで泣いていても仕方がない!!と何度もこころにムチを打ち

悲しみや恐怖心を忘れようと、周りの人に心配を掛けないように、そして・・・

最愛の人の前では決して涙を流さないと決め、毎朝鏡の前で作り笑顔の仮面をつけて生活していました。

楽しいことや面白いことがあっても心の底から笑えず、機械的に笑う悲しい毎日。

ついには笑うことさえできなくなり、こころを閉ざしました。

 

失った瞬間、1年間ずっと堪えていた涙が溢れ始め1ヶ月途切れることはありませんでした。

最後にはもう涙も声も枯れ、カラカラになっても

寂しくて、切なくて、悲しくて、どうして病はあの人を選んだのか恨めしくて、

体の大部分を持って行かれたような喪失感に暮れて、

病の兆候に気が付けなかった自分が死なせてしまったのだと責め続け、

最期の瞬間どうして「ありがとう」が言えなかったのか悔み続け、

あと少しあの時早く行動できてたなら今頃きっと・・・と現実逃避をしました。

その中で思い出す一緒に過ごした時間は温かく幸せそのもので、

ふと気を抜くと何時間も思い出に浸り、

世界中のどこを探しても居ないという事実を叩きつけて現実に戻る日々でした。

 

そんな日々の中で、かけられる言葉の1つ1つが支えになりました。

ずっとこころの支えになっていてくれた人を亡くし、

もっともっとこころにムチを打って強くなる他に道はないと思っていた時に

多くの人が見えるところでも、見えないところからも支えてくれていることを実感しました。

 

失うものが大きかったからこそ、気づいたものも大きかった気がします。

そこに気がついたときに、カラカラに枯れて出なかった涙が再び溢れました。

言葉にしてもしきれない感謝と安心感、そして・・・人の優しさに包まれている幸福感。

閉ざしたこころが少しづつ開けていきました。

何とも言えない温かい気持ちになり、喪失感や絶望感で流す涙とは温度が全く違うことに気がつきました。

温かい気持ちで流す涙ってなんであんなに温かいんでしょうね?

心なしか塩っぱさも薄い気がしました。

きっと涙を流すのは「眼」ではなく「こころ」だからでしょうか。

 

この先の人生においてあんなに冷たくて塩っぱい涙を多く流すのは次あるかないかです。

その時はできれば喪失感や絶望感だけでなく、ほんの少しでも感謝の気持ちが混ざっていればいいなと思います。

 

そんな冷たい涙と温かい涙のお話でした。

 

42098581_358x636