ショッキングな出来事が起きた時、まず悲しむと思います。

どうして?何故?どうしようもなかったの?と次に疑問が沸いてきます。

疑問が晴れれば納得する方向へ向かうと思いますが、
晴れなかった場合やどうしても納得がいかなかった場合、感情は怒りに変化します。

怒りを相手にぶつけれたら、ある程度はスッキリするかも知れません。
ただ、時にぶつけるだけ無駄、ぶつけるまでもない。と呆れかえり
そのまま怒りが憎しみに変わることもあります。

一度憎しみに変化すると、その人の存在を否定し始めます。

 

でも、思うんですよね。
結果そうなってしまっただけで、きっと元々そうしたくてしたわけではないんです。
誰だって。

気付いた時にはもう遅かったのかもしれません。

全てを許そう・・・なんて大きな事は言えませんが、罪を憎むだけにしませんか?

 

きっと、人を憎むって凄い体力が居ることだと思うんです。
憎むって、嫌だとか怒りとか許せないとか裏切られた・・・と感じた時(場所)に
自分自身を縛り続けることになります。

 

縛り続けたら続けた分だけ、その場から逃れることが難しくなります。
解放できるのは他の誰でもなく、自分だけになります。
誰かに助けを求めても渦に自ら埋まっていった分だけ、誰の手も簡単には届かなくなってしまいます。

そうなってしまう前に心の中で呟いてみてください。

「罪を憎んで、人を憎まず」

本当は「罪も人も憎まず」が良いんですけどね。

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投稿者プロフィール

横地 里奈くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
名古屋市南部を中心にルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングを承っております。
言葉になるまでの心の声にも耳を傾けています。

趣味は読書と写真と秘密基地探索。

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