ずっと見守ってきたつばめの巣が
先日、空っぽになっていました。
見上げるとちょうど最後の一羽が飛ぶ練習をしている最中でした。
風にあおられて上下左右にふらつきながら飛び
慣れない動作で近くの電線にとまり…を繰り返してようやく巣立って行きました。
卵から見守ってきたからか心がじーんと熱くなりました。
・・・ふと、今まで甲斐甲斐しく世話をしていた親鳥はどこへ行ったのだろう?
きっと私が親鳥だったら最後の一羽の影が見えなくなるまで見守るだろうな…
(実際練習の途中から見守ってたし)
それが親心というものじゃないだろうか・・・。
う~~~んと考えました。
何となくですが、親鳥はヒナたちを誰よりも強く信じている気がしました。
この先、待ち受ける困難をこの子達ならきっと潜り抜けて生き延びてくれる。
「お母さん先に南の島で待ってるから、あなたたちもいらっしゃいよ」
そう言って最初に巣をたったのかも知れないな~と。
いつか巣立って行く我が子たちに同じように言えるだろうか?と考えました。
まだまだ言えません。
幼いからというのもありますが
もっともっと一緒に過ごしたいですし
子育てをやり切った!と感じるにはまだ何もできていない事に気が付きました。
子離れをするには最低もう10年程猶予が欲しいな…なんて。
春先から見守り続けたつばめの親子から学んだこと
そしてまた、次の春に同じ場所に巣ができますように!と
空っぽになった巣に祈った今日この頃です。
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