夜空を見上げると夏の星座から冬の星座へ移り変わる途中
あの輝く小さな星は私が生涯行くことのできない何億光年も向こうにあって
もしかしたら今はもうないのかも知れない
目を閉じると心地の良い冷たい風が吹いていて
虫たちがジージー鳴いていて
何となく今までの秋を思い出す
ココアが美味しかったこと
金木犀色の風が吹いた日のこと
色とりどりの落ち葉を集めてダイブしたこと
学校祭の準備をしたこと
読書の秋だからとサボって図書館に入り浸ったこと
一枚着てこれば良かったと後悔したこと
丘の上まで夕日を撮りに行ったのに見とれてたこと
些細だけれど私にとって大切なことが
いつかあの星と同じようにいつの日か消えてなくなる日が来ると思うと
切なくて誰かに伝えたいと思う反面
自分だけのものにしたいと感じた夜
程よくひんやりとお過ごしください
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