「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」 中村恒子 聞き書き 奥田弘美 (すばる舎)
表紙のイラストのおばあちゃんが可愛くて
「うまいことやる」という言葉にもつられて読み始めました
ゆるゆるまったりしているように見える優しそうなおばあちゃんの言葉のようだけど
岩のように固い覚悟があって必死に生きようと、もがいてきた過去があるからこそ響く
時代うんぬんな部分もあるけれど
「ほどほど」と「受け入れること」「足るを知る」を生きて学んだだと思います
受け入れるということは振り回されるということではなくて
自分軸があるからこそできることだとも言葉の隅々から感じました
心のお仕事をする身としてとても良い勉強をさせて頂きました
懐かしい感じがするからか
疲れた心にじわぁ~~~っと沁みる1冊
このおばあちゃんなかなかな方で
本を出された頃が89歳で精神科医として現役でご活躍されこの道約70年の大ベテラン
2児の母(当時珍しかったワーママ)をしつつ
生活費を渡さない酒癖の悪い旦那さんの代わりに稼ぎ
「子供たちが結婚したら離婚してやる!」と思いながら結局最後まで添い遂げたツワモノです
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