琴線に優しさが触れて

それまで張りつめていた糸がプツンと音を立てた。

 

後回しにして我慢していた感情が混ざり合って込み上がってきて

声を上げてわんわん泣いた。

 

自分を散在にしていた訳じゃないし、大切にしていたつもりだったけど

誰から「あなたが大切」と言葉と愛情を掛けられたかったんだ。

込み上げてきた感情の最後は喜びだった。

 

液体に違う液体を入れた時のように、もくもくと喜びと感謝が心のコップに広がった。

 

生きることに安心を感じる瞬間だった。

投稿者プロフィール

横地 里奈くれたけ心理相談室 名古屋南支部 心理カウンセラー
名古屋市南部を中心にルーム・カフェ・訪問・オンラインでカウンセリングを承っております。
言葉になるまでの心の声にも耳を傾けています。

趣味は読書と写真と秘密基地探索。

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