食べることは生きることで、
作る人と食べる人がいて、
作り手の気持ちや想いをご飯と一緒に食べるんだなとしみじみ。
何気ない、いつものご飯が思い出のメニュウに変わる。
(作者の宮下さんは作中で「メニュー」をこう表記されていて、まるで『斜陽』の出だしのようだなぁと感じました)
特別なこだわりではなく丁寧に楽しく台所に立たれている日々や
お子さんやご主人の変化や成長のこと
1年間だけ過ごした北海道の生活とごはんのこと
食べることや食べ物について考えたエッセイ集。
ほっこり優しく温かい作品でした。